Day1 コブレンツ
Day2 ローレライ
Day3 リューデスハイム
Day4 オベルネ
Day5 リヴォーヴィレ
Day6 エギスハイム
Day7 インターラーケン
Day8 グリンデルワルト
Day9 マインツ
初めてのヨーロッパ自転車旅、EuroVeloとの出会い
2014年秋は初めてEuroVeloをロードバイクで走った年です。
学生の頃から鉄道を乗り継いてヨーロッパの田舎を巡るのが好きで、人生で一番最初に行った外国、イギリス。いつか再訪したいと思っていた反面、ただ鉄道を乗り継ぐだけの旅行にどこか物足りなさを感じるようになっていた頃、たまたまネットで偶然目にしたのがVisit Britain。
このサイトにイギリス国内のサイクリング情報や、国内のベスト・サイクリングルートが掲載されているのを見て、いつか自分のロードバイクでイギリスの田舎を走ってみたいと強く思うようになりました。
それからというもの、イギリスのサイクリングロード事情や良さそうなルートをネットで探す毎日。National Cycle Networkなんかを見てルートを探しているとき、偶然知ったのがイギリスの東海岸を南北に走るEuroVelo12と言われるルートでした。
ネットで「EuroVelo」を検索してみると、イギリスだけじゃなくヨーロッパ中にサイクリングロードが伸びています。特にドイツ、フランス、オランダを中心とするエリアが最も整備されていることを知ってこれはすごい!と驚きました。
行き先はドイツ、フランス、スイスに決定
ドイツやフランスが候補地に加わったことで、イギリスでB&Bに泊まりながらロンドンからエディンバラまで行く以外に、ドイツの有名な川沿いや街道を走ったり、ドイツとフランスを跨るEuroVeloのルートなど、いろいろな候補をあれこれと考えてみたのですが、仕事の休みが取れるのが9月の半ば、イギリスは雨天が多くてロードバイクの自転車旅行は苦労するかもしれない点、せっかくだから少し前から集め始めていたキャンプ用品があるので自転車キャンプ旅をしてみたいという理由で、行き先をドイツを中心にすることに決めました。なんとなく知ってはいたんですけど、ドイツって自転車大国なんですよね。それにキャンプ場も充実しているらしい。
ドイツ観光局によると、ドイツ国内ではエルベ川沿いのエルベ・サイクリングロードが6年連続で最も人気のあるルートに選ばれているとのこと。他にもドイツ国内だけでもいくつかの人気ルートがあるようですが、候補としたのは、ライン川沿いのEuroVelo15を走るルートと、ロマンチック街道を走るルートの2つでした。
ロードバイクで走るためには道がしっかり整備されているところのほうが安心。Verlag Esterbauer GmBHから出版されているbikelineというサイクリング用マップをAmazonで入手して、ライン川サイクリングロードのマインツからバーゼルまでと、ロマンチック街道のヴェルツブルグからフュッセンまでを地図で確認してみました。
マインツからバーゼルまでの地図
ロマンティック街道のヴェルツブルグからフュッセンまでの地図
話は逸れますが、この地図は優れもので、サイクリングロードが示されていて、その路面状態、工程中にある自転車ショップ、キャンプ場、ホテル、Kiosk、ツーリストインフォーメーション、さらにルートの標高差等まで掲載されていて、ルート選びの参考となりました。この地図自体が携帯することを想定された防水の地図で、自転車旅には定番のもののようです。
2つのルートを比べた結果、
- ライン川両岸のドイツ、フランスを走れる
- 日本から直行便のあるフランクフルトからサイクリングロードに出やすそう
- ライン川沿いで高低差がなく平坦
- バーゼルからスイスへ行ける
- そこからスイスのアルプスへ足を伸ばしてトレッキングもできそう
- スイスからはICEでフランクフルトへ戻りやすい
という理由で、EuroVelo15をライン川に沿って走るルートに決めました。ドイツのライン川沿いからフランスのアルザス地方へ行き、その後EuroVeloからは逸れてスイスのアルプスまで、自転車と鉄道で行くというというもので、行程は下のようにしました。
- コブレンツからマインツまでライン川中流域を走り、そこからアルザスへ輪行
- ストラスブールからワイン街道に沿ってアルザスの村を巡る
- インターラーケンとグリンデンバルトで自転車、トレッキングを楽しむ