Ortliebのバイクパッキング

ピュアなロードバイクで、1〜2週間のロングツーリングを目的に荷物を運ぶ方法。初めてヨーロッパ自転車旅行に行った2014年に一番悩んだのはこれでした。

バイクパッキングが普及する以前のその頃、荷物の運び方は、キャリアでパニアを装着するか、リアキャリアに専用バッグを使うのが普通。でもロードはダボ穴がないし、専用バッグは容量が小さくてともて旅行用途には向かない。

さんざん迷った後、シートポストに装着するトピークのリアキャリアを使って荷物を入れたバッグを括りつけて走ったのが2014年。

このときは荷物が思っていた量の倍の40Lになって、後から考えればよくあれで500km走ったな、というようなものですが、この旅行から帰国した後に、ロードでももっとスマートに荷物を搭載できるバイクパッキングというものを知ることになり、流行り始めているようだったので試してみることにしました。

※2015〜2016年頃、完全防水でバックパッキングのフルセットがラインナップされていたのは、記憶している限りではイギリスのApiduraとドイツのOrtliebだけ。バッグを細かく比較しませんでしたが、先行して人気のあったApiduraではなく、後発のOrtliebのものを直感で選ぶことに。

まずはシートパックから

手始めにシートパックを注文してみました。オルトリーブらしく防水で、16.5L/5kgまでの荷物を搭載できます。パニアで実績のあるオルトリーブが出したものなので、バイクパッキングでは後発であるがゆえに成熟したパックであることへの期待も・・・。実際どうなんでしょう?

シートパック到着!

早速、ダンボール箱を開封。日本のアウトドアショップから購入したのでタグや説明書は日本語です。

広げて見ると結構大きい。荷物はたくさん載せられるに越したことはないので大きい方がいい。

中を見ると、奥まで広がっていて、割と詰め込むことができそう。

密封性が高いため、空気を抜くためのエアベントが備わっています。

シートパックを取り付けてみた

一番気になっていたのは、シートポストの長さ。Speedster CX20はオルトリーブが指定する仕様よりちょっと短いのと、シートポストの締め付け部分が少し高いところにあるので、しっかり装着できるか微妙でした。

で、実際取り付けた写真がこれ。

下側のベルトがぴったり合わない。。。ですが、まあギリギリなんとかなるレベルでしょう。

バスタオルを5枚詰めました。ぎゅうぎゅうには詰め込んでおらず、ガイドもないので、途中で折れ曲がってしまいました。

バイクパッキングスタイルはしばらく試行錯誤

最初に感じたのが、シートポストに固定するベルトの接着力の弱さ。特に下側は面積が狭くて、5kg近い荷物が入った時、左右の振れを抑え込めるかかなり微妙。ただ、ベルトの代わりに、ワイヤ類やロープ類など別のもので固定してあげることで改善はできそうです。

→後日取り付け方が間違っていたことが判明

2つ目にパッキングに求められる工夫。荷物を上手に詰め込まないと写真のようにパックが途中で折れて、タイヤとのクリアランスがなくなってしまうかもしれません。最悪タイヤと接触。これは、中に長いものや棒状のものを入れ、パッキングを上手にすれば、なんとかなるのかな。

→後日専用のストラップがあることが判明

せいぜい1〜2日のツーリングで荷物が少ない場合は、このパックは大活躍しそうなんですが、1週間以上のロングツーリングで、荷物が増えた場合のことを考えるとちょっと不安が残るところ。

やっぱり今のところは、リアキャリアに防水バッグに包んだバックパックを縛り付けた方が現実的なのかも。次の欧州ロングツーリングまでにまだ時間があるので、それまでバイクパッキングはもうしばらく試行錯誤しそうです。

ただし、ハンドルバーパックとフレームパックは有効だと思うので、荷物の量と相談しながら買い揃えていくか考えたいと思います。もう少し暖かくなったら、このシートパックで1泊2日程度のキャンプツーリングでもいって試してみよう!

その後のシートパックの使用感

冒頭に追記したように、その後何回か荷物を積んで走ってみたところ、最初に感じた印象とは全く違って、安定感抜群なことが分かりました。シートポストへの取り付け方が間違っていたことが原因のよう。

最近安く手に入るんですね。

シートパックをつけて年末の都心を走ってみた

2016年12月30日、シートパックやGoProを取り付けて、師走の都内をぐるっと一回りしてきました。

ルートと動画

ルートは自宅、駒沢、目黒、麻布十番、竹芝(日の出桟橋)、お台場、晴海、築地、銀座、東京駅、半蔵門、九段下、四谷、神宮外苑、表参道、渋谷、三宿、三茶、駒沢、自宅で、50km程度。<figure><iframe src=”https://www.youtube.com/embed/YDLwOG0lN6Q” allowfullscreen=”allowfullscreen” width=”560″ height=”315″></iframe></figure>

Ortliebシートパックの使用感

シートパックには、1日分の着替えなどを詰め込み、どれくらい影響を受けるか試してみました。先日試したときは、シートポストへの取り付け方が違っていたみたいで、正しく取り付けたところ、パック自体かなりしっかり固定されることが分かりました。パックがより上下に”立つ”ようになり、折れるような心配はまったくなし。

→後日専用のストラップの存在を知り、使ったところクリアランスも全く問題なしに

この日は1.5kg前後の荷物をパッキングしましたが、途中で緩んだり外れたりするようなことはなく、安定感抜群。しばらく走ってもパックの慣性で自転車を振られることもなく、ダンシングにもほぼ影響ありませんでした。

ネットのレビューで、太ももやタイヤに擦れるというような話を見かけましたが、ぼくの場合はそんなこともなく、普通のサドルバッグ感覚。これは長距離でも大活躍しそうな予感! (多分ですけど、取り付け方の問題。自分も最初間違えてたし。)

次走るときは、より重い荷物を積んでテスト走行してみたいと思います。また、十分使用可能なことがわかったので、同じオルトリーブのハンドルバーパックを追加で調達することにしました。

水上バスでお台場へ

日の出桟橋からお台場まで、東京都観光汽船の水上バスに乗りました。別料金240円を払えば、自転車を輪行バッグに詰めることなく、そのまま船内に持ち込むことができるので、自転車との相性は抜群。

今回乗ったのは、日の出桟橋からお台場海浜公園という短い区間だけでしたが、普段見ない景色を楽しむことができました。水上バスは浅草方面にも行くので、都内を走る時のコースに入れると楽しみ方が広がりそうです。

※ヒミコ、ホタルナというタイプの船には持ち込みができませんので、事前に時刻表で確認してください。

ハンドルバーバッグ

バイクパッキング用バッグの第2弾として、Ortliebのハンドルバーパックを購入。2016年年末の軽く都内一周をしたときの、シートパックの調子が良く、これならロングツーリングでも大丈夫と思い、このままオルトリーブで揃えていくことにしました。そして到着!

ドロップハンドルに取り付けて見た!

中に少し詰め込んで試しに取り付けてみました。パックは左右から荷物を入れられるようになっています。Apiduraと違って、フラットバーにも取り付けられるワンサイズのため、ドロップハンドルだとだいぶパックを絞ることになります。

取り付けるとこうなります。

ベルトは二重になっていて、オレンジがバックルで留める方式で、その下のグレーのベルトは強力なマジックテープ方式。この2つでしっかり固定されるので、安定感はかなりあります。

写真で、パックとハンドルの間にグレーのパッドが挟まっていますが、これは、マニュアルによるとハンドルとの距離を調整するものだそうです。左右それぞれ4枚分が同梱されていました。4枚だとちょっと多いかな。

どれくらい荷物は入るのか?

もともとフラットバーハンドルに装着する前提でのサイズなので、パック一杯になるように詰め込むとドロップハンドルと干渉します。

形が丸いので、装備の中でピッタリなのがシュラフ。モンベルのU.L. Alpine Burrow Bag #3を試しに入れてみました。パックとシュラフを比べたところ。

少し長さがオーバーしそうに思えたので、コンプレッションでシュラフをコンパクトにするとこうなります。だいぶ短い?

これをハンドルに取り付けてみると、レバーに当たることもなく、ちょうどいいくらいの長さ。

そうすると、

  • ハンドルバーパック 寝袋
  • フレームパック テント
  • シートパック その他

という感じでパックするのが良さそう。

フレームパックはまだ買っていませんが、今日のところはお試し。後日、荷物一式を詰めてみたいと思います。

そしてついにフレームパックを購入

バイクパッキングの基本中の基本、フレームパックが仲間入りしました。これまではバイクパッキングを指向しながらも、オルトリーブのハンドルバーバッグとシートパック(サドルパック)の2つだけで済ませてきましたが、フレームパックが加わって、途端にバイクパッキングスタイルらしくなりました。2016年のイギリスはホテル泊で走ったので、荷物も少ないと思ってフレームパックはあえて買わなかったんですよね。

到着した直後。

オルトリーブのフレームパックにはMサイズとLサイズの2つがあって、自分の自転車に合うMサイズを選択。早速開封して、フレームに取り付けてみました。サイズが合わない場合はどうしようかと思っていたのですが、ギリギリ収まった感じです。

フレームパックは、ベルクロ(マジックテープ)タイプでトップチューブに3ヵ所で止める方式。
オルトリーブのサイトなどを見ていると、フレームパックには重量の重いものを入れた方がよいとの記載がありましたが、確かに取付の強度もしっかりしています。重いものを入れれば重心が下がって走りやすくなりそう。

イギリス旅では、シートパック(サドルバッグ)の後方にコインが詰まった財布を入れて走ったところ、シートパックの後ろ側が重量に負けて、タイヤを擦ったことがありました。シートパックは重いものを奥の方(サドル側)に入れるというのが鉄則ですが、旅行の最終日になって、コインも多くなったり、財布を取り出すことが多かったりして、ついつい後ろに入れていたんです。

パックの開閉はファスナー方式で、荷物の出し入れはかなりし易そうです。PCやタブレットは自転車旅には持っていくつもりはないので、工具や貴重品なんかを入れるのがいいかな。

今年9月のポルトガルはキャンプ旅行をしようと思っているので、その前に荷物を試しに全部積んで走ってみたいと思います!

バイクパッキングをフル装備

2018年にポルトガルへ行く前の試走。パンパンに詰め込んでみました。シートパックの上に張ってあるオレンジのラインがシートパック用のストラップです。こうすることで、タイヤへの接触はなくなりました。

ポルトガルのロカ岬で。ハンドルバーバッグに重いものを入れると、フロントがたまにタイヤに擦ることがありました。