ここに地終わり海はじまるポルトガルの旅2018 Day2 サンタクルス

グラベルロードを北へ

ロカ岬からコースに戻ってみると、その先は険しい山道。路面はパサパサの乾燥した土で、こぶし大の石がゴロゴロしている状態。勾配が急なところではとても乗ってられないので降りました。こんな誰も来そうにないところで転んでどこか痛めたら話にならん(笑) しばらくすると行く手の先の山の上に集落が見えてきた。ほっと一安心。

地図で確認するとAlmoçagemeという村らしいけど、ちょうど午後も回っていたので補給することにしました。村の中で最初に見つけたお店の前の黒板がすごく気になり、軽食で済ませようと思っていたのに、しっかり食べてしまいました。

オーダーしたのはパエリア。

少し疲れた身体にこのパエリアが美味しくて、当然完食! が、このことが今回の旅行で後々まで響くことに・・・。

お店を出る頃には空も青空で少し暑いくらいで、胃も満足して意気揚々と出発しました。この村からちょうど東の方へ行くと、世界遺産の町シントラですけど、寄り道せず北へ。今日のゴール、サンタクルスという町まで残り約50〜60kmです。少し話が逸れるんですけど、この村の北東あたりに古代ローマ時代の集落の遺跡があることを後から知りました。これがローマ帝国最西端の集落だったのだとか。

EuroVelo1に戻りアゼーニャス・ド・マールという崖の上の村。ここが絶景!

大西洋を左手に海沿いの道を走ります。主要道路から少し外れるだけで、こういう砂利道になる感じ。

(写真)海沿いの砂利道が続く
(写真)海沿いはサーフショップやサーフスクールがいっぱい
(写真)陸地側もアップダウンの連続

この頃から、走っているとだんだん胃が重くなってきました。昼に食べたパエリアのオリーブオイルが胃もたれしている感じ。少し補給が必要と思ったので、途中のエルセイラという町のスーパーマーケットのイートインで軽食を食べました。少しだけと思っていたのが、これだけ買ってしまった。水、コーヒー、ヨーグルト、写ってないですがこれにアイスクリーム入れて4ユーロ。安い!

エリセイラの海岸。ここは鳴き砂でも有名だとか。

(写真)エリセイラ。この下は砂浜のはず。

エリセイラにもキャンプ場があって、ここで泊まるかどうしようか迷いましたが、まだ陽も高いので、あと20km先のサンタクルスまで走ることにしました。(Googleでのキャンプ場のレビュー・評価はサンタクルスの方が良かったので、それもあって。)

サンタクルスへ

エリセイラからはE247号線(道路)を走って、夕方になる前にサンタクルスのキャンプ場に到着。砂地のキャンプ場でテントを張って、シャワーを浴び、少し横になってたらあっという間に20:00前になりました。せっかくなので近くの海へ。リゾートと聞いていましたが、人もいなくて少し寂しい様子の町でした。

(写真)久しぶりにテントを貼ったからか、なんだか不恰好

レストランに入って食事しようにも入りたいようなお店が開いてなかったので、キャンプ場近くのスーパーで、パン、生ハム、ビールなどを買ってテントへ帰還。ただ、夕方エリセイラで軽食を食べたし、胃が重くてほとんど食欲が湧かなかったので、ほとんど口にできず、ビールも飲むことなく寝ちゃいました。

(写真)大西洋に陽が沈んでいく瞬間

この日、カスカイスを出て以降どこを走っても風が強くて大変でした。地元の人に聞いたら、この地域は年中風が強いんだとか。でも今日は全然吹いてないから、サイクリングは最高だったのでは?と言われて苦笑い。