イギリスの田舎を走る旅2017 Day5 ティンタジェル

コーンウォール

ボドミン・パークウェイ駅からコーンウォールを走りました。空は青くて爽やかな天気。重たい雲が覆われてどんよりしている、という勝手なイメージを持っていたのに、全く正反対。

(写真)ボドミンから北北西へ

ブリストルからグラストンベリー経由、ブリジウォーターまで走ったNational Cycle Network route No.3)は、コーンウォールを東西に突っ切ってこのボドミンを通ってさらに西のランズエンドへ繋がっているんですけど、ティンタジェルはこのルートからは外れているので、自分で選んだ一般道を走りました。

(写真)大西洋が見えてきた

海に出るまでに、何回もアップダウンの繰り返し。前日メンディップ丘陵を走って疲弊していたので、この日はゆるりと走ろうという思惑とは全然違う結果に。必死にペダルを漕ぎました。

(写真)白い点は羊
(写真)ティンタジェルが近づいてきた
(写真)町の入り口

ティンタジェル城

ティンタジェルではまた真っ先にホテルへ。この日のホテルはキャメロットキャッスルホテル(Camelot Castle Hotel)。アーサー王の居城にちなんだホテルです。一旦荷物だけ置いて、明るいうちにすぐ近くにあるティンタジェル城趾に行きました。キャッスルロードという道を下ったり、その先で上ったり。自転車で走ってきた脚には酷と感じるくらい。

アーサー王の物語の中では、コーンウォール公妃に対する魔法使いマーリンの策でアーサー王が誕生した場所。町の先にある岬には、12世紀のティンタジェル城が廃墟として残っていました。(アーサー王の成り立ちとは時代が違います。)

(写真)急な階段が続く目の前の断崖の下はマーリンズ・ケイブ
(写真)石造りの廃墟が。

ここでは3、4世紀頃の地中海との交易品(陶器など)やコインが出土しているので、コーンウォールでも重要な場所であったことは間違いないはず。この時代はちょうどイギリスがローマに支配されていた時代。

井戸や礼拝堂跡などの奥に進むと、岬の西端にアーサー王が立っていました。かっこいい。

(写真)アーサー王。精悍な顔つきをしてます。
(写真)アーサー王の背後にはでっかい大西洋が広がっています

こんなに穏やかな海が見られるとも思っていませんでした。ティンタジェルの町も明るい雰囲気で、やっぱり観光地だな。

(写真)振り返ると、キャメロットキャッスルホテルが(写真右の建物)
(写真)断崖絶壁のむこうにはティンタジェルの町が見えます

ホテルに戻ると時間は夕方。足が疲れていたので、ホテルでまったりすることにしました。

(写真)ホテルの1Fには円卓があります

ホテルのバーでビールを頼んでテラスへ。ちょうど夕暮れの時間帯になったので、大西洋に沈んでいく夕陽を眺めました。

晩御飯もホテルで済ませることに。

(写真)またビール
(写真)濃厚で美味しいスープ
(写真)魚介にトマトソースがかかったサフランライスで美味しかった