エルベ川サイクリング2019 Day3 エルベ渓谷

2019年、エルベ川サイクリングロードをドイツのドレスデンから上流に向かい、チェコのプラハまで走りました。

2019年9月23日朝、泊まったドレスデンのホテル(ホリデイインエクスプレス)で朝食ビュッフェ。いつものようにサラミ、ハムにパンを食べた後、地下駐車場に預けていた自転車を受け取って出発しました。

駐車場はシャッターが降りていたとはいえ、盗まれたりしていないか心配だったけど無事でした。←心配しすぎかも。

このホテル、ちょうどドレスデンの駅とドレスデン城あたりの旧市街の中間くらいにあるので、エルベ川に出る前に”黒い”街中をゆるゆるポタ。ネットを見ると、大戦時の空襲で焼けたからとあるけど、そうなんだっけ?

それとは対照的に戦後に再建された真っ白な聖母教会の北側に位置するブリュールのテラスあたりから、エルベ川左岸の舗装されたサイクリングロードに出ました。

ここからサイクリングロードを南へ走ると、ジョギングする人や通勤する人とすれ違います。自転車通勤する人がけっこう多い印象。たしかにこの道を走ればドレスデンのど真ん中に出るから便利ですよね。

南にちょっと走ると、ヴァルドシュロス橋の下をくぐりました。ドレスデンはもともとエルベ渓谷とともに世界遺産に登録されていましたが、この橋がエルベ川にかかったことによる景観破壊を理由に2009年に登録抹消されています。

途中で見つけたスーパーマーケットで水を補給。

ペットボトルは1本単位では売っていなくて、1ダースのような固まりで括られて無造作に置かれているので、ここから欲しい本数分だけ自分で取ります。

別名ザクセンスイスともいわれる渓谷エリア。エルベ川の河岸のすぐ背後に丘陵が迫っていて、台地上になった山の合間を縫うようにその谷間を川が流れています。

下の写真、台地の崖の高さは10m程度? 台地の上にも下にも宅地が広がっているあたりに渡し舟。

ライン川もそうでしたけど、印象としてけっこう頻繁に渡し舟を目にします。この船は車載はない小型ですね。

1時間しない

1時間しないくらいのうちに、ドレスデンの南にある、チェコとの国境に近い町ピルナに到着。

町の中に入り込んでいくと石畳の広場に出ました。昔からある井戸のようなものの前で一枚。後ろに緑路色をした教会の尖塔が聳え立っています。その左奥にももうひとつ塔が建ってます。

その広場に面するカフェで、トイレ休憩も兼ねて小休止。

薄曇りで陽は少しは射していましたが、寒かったので店内に入ることに。

後日、帰国して数ヶ月したころ、ネットを見ていてレコメンデーションされていたある絵にピンっときて、よく見たら250年くらい前に描かれたピルナでした。景観があまり変わっていないですね。

一息ついたところでまた川沿いに出て再出発。

流れが緩やかで、対岸の家並みが映る川面。

チェコ国境に向かって進んでいくと、だんだん民家が減っていき、侵食された台地の隙間を縫うように走ります。

水流が遅いので上流に向かって漕ぐボートと競争。

シュタット・ヴェーレンを通過。

そしてラーテン。前方に台地上になった山が見えてきました。あれはケーニヒシュタインあたりだろうか。

こういう景色のところでも、付近にこういうホテルやレストランが点在しているので、もしものときも安心です。

ケーニッヒシュタインに到着。

13世紀に築かれた山の上の要塞を見上げてます。

ここはこのままスルーしてサイクリングロードを進みます。

そして国境を越える前の最後の村、バート・シャンダウへ。

ランチにしては少し時間が早かったですが、小腹が空いたのでバート・シャンダウ駅の構内にあるカフェに入って補給です。

田舎に来れば来るほど、英語表記が少なくなるので、読んで言葉で注文することが難しいときもあります。店員さんに指差しで注文。

温かいコーヒーにクロワッサン、ソーセージ3本。

チェコ国境はもうすぐそこ。

たまにダート道があります。

ザクセンスイスの山の中。

対岸の左岸側にドイツ、チェコ国境が見えてきました。車で通過できるのは左岸側のみ。自転車で走っている右岸側はまだドイツ領内。

反対側のチェコ領内。

国境に向かう少しの間は人里離れた場所になります。

そして、ついに国境に到着!

2つの尾を持つ銀のライオン、ボヘミアの紋章がチェコの国旗のカラーを背景に飾られていました。

ドイツもチェコも、シェンゲン協定加盟国なのでパスポートチェックもなく、ただ看板があるだけの国境を越えて、人生初のチェコに入りました。

そして、最初の町ジェチーンへ。まだ午後過ぎてすぐのタイミングなんですが、この日はここに泊まる予定なので、橋を渡って市街地へ。

周囲の景観や雰囲気は、さっきまで走ってたドイツとは明らかに違います。やはり旧東欧の国。ドレスデンも旧東ドイツですけど、国境を跨ぐと雰囲気が異なります。

ジェチーンの町の中を予約してあるホテルに向かってポタ。

Expedieで予約したホテルは町の中心にある広場の目の前にありました。寒い中を薄着で走ってきたせいか少し頭痛がしていたので、チェックインするのはまだ早い時間ですが、ダメ元でホテルへ行ってみました。

レセプションでチェックインしたいんですけど、と聞くと大丈夫だよ!とのことだったので、お言葉に甘えて早めに部屋に入らせてもらい、風邪薬とビタミンCの錠剤を口に放り込んで数時間就寝することにしました。自転車はホテルの倉庫みたいなところで預かってくれたので安心。

一眠りして目が覚めると時間は午後4時になっていました。ちょっと体は重めだけど不快な感じは薄れたので、ジェチーンの散策へ。

と言っても人口は5万人に満たないボヘミアの小さな地方都市で、観光名所といえばジェチーン城程度。ホテルから歩いて10分くらいのところです。

ジェチーン城へ向かう道。壁がパステルカラーで、東欧っぽいなぁと勝手に思いながら歩きます。

ジェチーン城の門へと続く道には、放し飼いの孔雀!

奥に門が。

時間が遅かったので、城の中を散策するだけにしましたが、門をくぐって中庭に行くと中央に大木が立っていました。

近世はボヘミアの貴族の居城だったのが、第二次対戦中はドイツに、大戦後はソ連に占領されていたそうで、大規模な修復が終わったのは2005年とのこと。

エルベ川のほとりにある丘の上に建つ城なので、夕暮れに霞む周囲の田園が見渡せます。静寂に包まれたいいところですよ。

平日だったからか、人がほとんどいませんでした。

17時くらいになっていたので、城を後にしてまずは買い出し。ホテルに帰る途中にあったスーパーマーケットに立ち寄りました。

買ったのは水とアップルジュース。それにアイスクリーム。

だんだん空腹になってきたので、ホテルから近い場所で美味しそうなレストランをYelp!で検索してヒットした店に入りました。

旅行中は、ローカルフードを食べる派なんですが、この時は無性にアジア系のご飯が食べたくてしょうがなくなり・・・選んだお店はベトナム料理です。

体調が少し悪くても、これは欠かせない。

そしてスープ。このスープのおかげで体まで温まりました。

香ばしいビーフン。

日本を発ってまだ数日なんですが、このアジア系の味が疲れた体にはぴったりだったようで、この店にしてよかった。

ホテルの部屋に帰ったのは、まだ明るい時間帯ですが、19時にはベッドに潜り込んで就寝。