現地で輪行用ケースはどうしているか?

輪行用ケースはどこに置いておく?

自転車をヨーロッパまで運んだはいいけど、悩ましいのは向こうで輪行用ケースやダンボールはどうするか? これって悩みませんか?

持ち運ぶわけにもいかないので、帰国するまでに空きケース・箱をどこかに預けておかないといけない。

初めてヨーロッパ輪行したときは、オーストリッチの普通の輪行袋にして持ち運ぶことにしましたが、海外の飛行機輪行でソフトケースはやっぱり避けたほうがいいので、ハードケースやダンボールを預かってくれるところを探すしかない。そうすると、選択肢はあまりなく、今のところホテルか荷物預かりサービスしかありません。

ホテルであれば、入国初日、帰国前の最終日に同じホテルに宿泊にして、自転車旅行期間中、そのホテルで保管してもらうことになります。長期でなければ、倉庫やクロークでちゃんと預かってもらえます。心配であれば出発前にケースのサイズや預かってほしい期間をメールで伝えておくと安心。

空港の荷物預り所は、空港によってはないところもあるので、事前に確認したほうがいいですが、国際線が発着するような空港ならだいたいあるのかな。ただこちらは有料です。

例えば、ロンドンヒースロー空港の場合、最初の3日間は72ユーロで、その後1日ごとに5ユーロかかります。現地で7日の自転車旅をすると、合計92ユーロ。最近のレートで換算すると日本円で約1万3千円。けっこうお金がかかりますよね。これなら、ホテル泊にしてホテルで無料で預かってもらったほうが得な気が。(いずれ主要な空港の荷物預かり所の料金は調べてアップしようと思います。)

ここまでの話は、「1週間から10日程度の自転車旅行」で、「入出国時の空港は同じ」」であることが前提なので、長期のオープンジョーはどうするんだろうな。その場合は到着時にダンボールを捨てて、帰りは現地でダンボールを調達するしかないのかな。エールフランスやKLMなど航空会社によっては、出発カウンターで輪行用ダンボールを購入できることもあるので、これも一案ではあるけれど。現地の自転車ショップに行ってダンボールを恵んでくれよ、というのがいいか。そんなに長期で自転車旅行に行けるようになるのはまだまだ先の話なので、その時が来たら考えよう(笑)

これまでの自転車旅行はこんな感じでした。

これまでのヨーロッパ自転車旅行

2014年 ドイツ・フランス・スイス

利用した航空会社がJALで、乗り継ぎもなかったので、行きも帰りも丁寧に扱ってくれるはずと信じて、普段から使っているオーストリッチの輪行バッグに入れて飛行機輪行。現地では、到着時から出国するまで、普段の輪行と同じように自転車のボトルケージに入れて持ち運びました。

行きはフレームもディレイラーもなんの問題もなし。さすが日本の空港です。が、帰国便でトップチューブの広範囲に傷がつきました。これは自己責任だからしょうがないですね。結局、日本の航空会社だから丁寧ということではなく、海外の空港を使う以上は手荒い扱いは覚悟しておく必要があります。※どこを探してもソフト輪行バッグに詰めたときの写真が見つかりません。

2017年 イギリス

航空会社はブリティッシュエアウェイズ。この時はKABUTOの輪行用ダンボールで輪行。旅程を組んだ時点で、最終日のホテルのみ空港隣接のホテルを予約しておいたので、イギリス到着時に真っ先にそのホテルに行き、自転車を組み立てて、1週間ほど先の宿泊日まで輪行用ダンボールを預かってもらいました。初日の予約は不要で、組み立て・梱包はそのホテルのロビー脇でさせてもらえました。このときは出発前にホテルにメールで確認を入れていたんですけど、預かるのは問題ないですよっとの返事が来ていたので安心でした。

ブリティッシュエアウェイズは、荷物の縦横高さの制限が他社より厳しく、KABUTOの段ボールはオーバーするので自分でカットしたんですけど、ガムテープで補強したら頑丈になりました。自転車にトラブルはなし。

行きの羽田空港で

2018年 ポルトガル

前年のイギリス輪行時に使ったKABUTOのダンボールがまだ十分使えそだったので、ガムテープをさらに被せて補強して再利用。2017年と同様、ブリティッシュエアウェイズ利用。

ヒースロー乗り継ぎでリスボンに夜中に到着、帰国も早朝便だったので、初日と最終日は空港隣接の同じホテルを予約。おかげで出発時から帰ってくるまでの間、ずっと空き箱を預かってもらいました。この年もトラブルなし。

帰国前夜のホテルで

2019年 ドイツ・チェコ

ANAの羽田からフランクフルト直行便を利用しました。段ボールを毎回買って廃棄するのがもったいなく感じたので、このときはオーストリッチのOS-500で運びました。初日だけ空港隣接ホテルを予約し、チェックアウト時に1週間くらい後に帰ってくるまでOS-500のバッグを預かってほしいとフロントで頼んだら、NOとのこと。

仕方なく空港の荷物預かりサービスを使うことにしました。フロントによると、預かってもらう期間の最終日に宿泊予約があれば大丈夫なんだけど、とのこと。勉強になりました。が、これは事前にホテルに確認しておけばよかったと反省。

OS-500とはいえ、ソフトケースなのでちょっと心配していましたが、行きも帰りも、フレームやディレイラー類にトラブルはありませんでした。