さんざん迷った挙句、4つの候補からやっと行き先を絞り込みました。休みの予定も確保したし、BAのマイレージで航空券も取ったし、あとは出発するまで準備をするだけに。
自転車旅の装備は?
2014年は、超軽量の道具を揃えて割と重装備でキャンプツーリング(時々ホテル泊)でしたが、今年はその正反対で荷物をとことん絞り込み、全行程ホテルかB&Bに泊まりながら走ることにしました。
理由の一つは、オルトリーブのバイクパッキング用バッグのシートパックとハンドルバーパックをちゃんと使って見たかったこと。もう一つは、大まかに予定しているルート上を調べても、行く先々のロケーションで、キャンプ場が中々見つからなかったから。それと、航空券をマイレージで予約したため、中々いい便がなく、泣く泣く予定より1〜2日期間が短くなったこともあって、少し離れたキャンプ場に行く為に、回り道をしながら行くのももったいなくて。
何はともあれ、身軽な装備で走る自転車旅を楽しんできたいと思います。
持ち物と運び方
荷物をリストアップして詰めてみました。
左上から順に
①ダウンジャケット(旅行の定番、ユニクロのウルトラライトダウン)
②パスポート
③ビデオカメラ(GoProだけじゃなく、今回は動画をたくさん撮るつもり)
④スタッフバッグ①(アメニティやスマホ類)
⑤軽量傘
⑥ウィンドブレーカー兼レインウェア(直前に紺色に変更)
⑦スタッフバッグ②(カバンに詰め込む着替え2日分)
⑧トラベルポーチ(救急セット、薬等)
テントや寝袋がないので、シンプルです。これらをオルトリーブのシートパックに詰めてみたところ、全て収まりました。少し余裕があるのでもうちょっと入りそう。
試しにこれを自転車に装着して自宅周辺を走ってもましたが、しっかり固定されて重心が気になることもない。バックパッキングてすばらしい。
現地の服装はモンベルとユニクロ
服は、現地の自転車に乗る際の3着分と、飛行機搭乗から空港と自宅移動時の1着の、合計4着分の予定。
旅先では、自転車にも乗るし鉄道にも乗るし、観光地やショッピングにも行く。何より、ホテルやキャンプ場に泊まって寝る時にも着ることになるので、まず第一に着て楽チンなこと。次にホテルやキャンプ場で洗って一晩で乾くこと。荷物がコンパクトになるようにかさばらないこと。なんていう観点で適当に選んでます。ぼくの場合、加えて低山登山に行く時の服と兼用になることも重要。
で、どんな服になるかというと下の写真のような感じです。アンダーウェアはモンベルのジオラインL.W.、あとは基本的にユニクロの速乾性の高いものを選んでいます。写真を見ての通り。ドライEXのメッシュのTシャツ。サイクリングはユニクロでも
ヨーロッパに行く際、5月から9月の間であれば、これにレインウェア(上半身だけ)兼ウィンドブレーカーと旅行の定番ユニクロのウルトラライトダウンがあれば、スコットランドや北欧に足を踏み入れなければ、ほぼどこに行ってもこの服装で大丈夫です。
今回は、ホテル泊の予定なのでこれで十分。もしキャンプ場に泊まるような場合でも、時期が真夏以外であれば、これにフリースの上下があれば快適なはずです。
1着目
2着目
3着目は1着分だけ持って行くつもりのサイクルウェア上下。
ところで、ジオラインのL.W.は、上は長袖、下は足首までのタイツにしています。なるべく肌の露出を控えているのは、汗が滴ることがない、転倒時に皮膚への直接ダメージを少なくしたいという2点の理由から。そもそも旅先の怪我は禁物なので、あまり速く走らないようにしますが。ジオラインのL.W.はメッシュ生地で着心地がいいので気に入って着ています。
ジオラインL.W. 上半身
ジオラインL.W. 下半身
ヘルメットの下にはサンバイザー
キャップとは違って頭が蒸れることもないですし、これをすることで汗が顔に垂れてくることもないので、自転車のヘルメットと最高に相性がいいんです。ぼくが使っているのはノースフェイスのサンバイザー。
日本人のライダーが一同に会するホノルルセンチュリーライドのようなファンライドだと、ヘルメットの下にキャップを被る人、バンダナ巻く人、色んな人がいますが、そういうイベントでもサンバイザーをつけてるのってほとんど見たことがないなぁ。日本だとトレランしてる人くらいか? そういうぼくも、日本国内で自転車で走るときにサンバイザーをつけたことはないけど。
輪行箱へのパッキング
今回はイギリスということで航空会社はBAにしました。
BAは預け入れ荷物のサイズが厳しく、自転車を運ぶ方法についてはあれこれ悩みました。候補にあげたものは次の4つですが、BAの預け入れ荷物の最大寸法は190cm x 75cm x 65cm。事前に電話で確認したところ、このサイズを超えた場合は預かることはできないの一点張りでした。
- オーストリッチOS-500 135cm x 82cm x 21cm
- プレミア パネルガードバイクケース(キャスター付) 128cm x 79cm x 25cm
- KABUTO バイクパック輪行箱 キャスター有り 121cm x 78cm x 37.5cm
- KOWA BTB輪行箱スタンダード 120cm x 78cm x 38cm
他の航空会社であれば問題ないですが、BAだけはサイズの制限が厳しくて、どれもだめ。なんとかするしかないので、ダンボールタイプのKOWA BTBにして、自分で加工することにしました。
最初の写真が空港で預け入れる前の箱。BAの制限にかかるのは、外寸が78cmの高さ。BAは75cmまでなので、購入時より3cm分切って高さを下げ、ガムテープであらゆる角を補強しました。
もともとはこう。
ダンボールなので、自分で切って高さも3cm低くした後。カッターで切って上と下を分離したところ。
バイクパッキング用のパック装着
もともとシートパックだけで行こうと考えていたのですが、気温を確かめると日本の11月後半から12月のよう。そこで、レインウェアや衣類を追加したので、ハンドルバーパックも装着することにしました。あとシューズだけじゃ不便なので、スニーカーも追加。
輪行箱に詰める前に、パック類、GPS、GoPro、ポンプなど全てを試しに取り付けてみたところ。
フロント、リア共にクリアランスは問題ありません。
イギリスでの通信
通信会社は、以前書いたようにVodafone IrelandのRedroamingを選択。搭乗するまでは普通にスマホを使いたかったので、SIMの差し替えは機内で行いました。
イギリスに着いてから、チャージするには指定の番号にSMSを送る、アプリを使用するなどの方法がありますが、アプリが分かりやすくて便利です。Vodafone Irelandのアプリは、日本のiTunesストアからもGoogle Playからもダウンロードできますので、日本にいるうちからインストールしておいてください。
この画面は、現地に着いてからのものなので、すでにvodafone UKになっています。
kindle
本は旅の大切な友。好きな本を買って、さらにKindle Unlimitedを契約しておきました。
この後、シートパック、ハンドルバーパックも含めてほとんどの荷物を輪行箱に入れました。また、ダンボールにはスペースに余裕があるので、フロアポンプも持っていくことにしました。詰め込んだのはこれくらい。この時は重量が分かりませんでした。
- フロントバーパック
- シートパック
- ヘルメット、グローブ
- スペアチューブ
- 輪行バッグ・・・向こうで輪行バッグを使うことがあるかもしれないため。
- 携帯工具、ペダルレンチ
- フロアポンプ
輪行箱は事前に宅配サービスで空港に送ったので、自分で持っていったのはパスポート、スマホ、財布類、機内で使うアメニティ類程度。出発日当日はほぼ手ぶらで空港へ行きました。