テント泊の快適さはマット次第
快適なテント泊にシュラフとともに重要なマットレス。地面からの冷気を防ぎ、地面の凹凸に対してクッションの役割を果たすマットの良し悪しで、寝心地や睡眠の質が全く異なるので、マットだけは慎重に選んでいます。
マットは大別するとウレタンマット、エアマット、インフレータブルマットの3種類がありますが、自転車旅ではエアマットにあたる、サーマレストのネオエアーXライト W’sレギュラーを使っています。エアマットは空気を入れたり抜いたりという手間がかかることと、穴が開いて空気漏れしたらおしまいというデメリットがあるので、厳しい環境下での使用を嫌う人もいますが、平地や低山でのテント泊であれば、活躍してくれます。
W’sレギュラーというのは本来は女性用。ただ、大きさがちょうどいいのと、断熱性が高く設定さているので、これを選びました。
マットの長さは165cmで実際に横になると体がはみ出ますが、寝袋にくるまって、枕代わりに頭にザックや服が入ったスタッフサックなどを置けばぴったりの大きさ。
また、マット選びで大切な熱抵抗値(R値)はこのシリーズの中でも高いほうで3.9あります。ちなみに同シリーズの他のマットレスは3.2で、この数値が大きいほど熱が伝わりにくく、断熱性が高いことを意味します。テントの記事でも書きましたが、夜中の気温は12〜14℃程度でも地面から冷気が伝わったことはありません。また、空気のクッションが効いてよく眠れます。
それでいて、Neo Airのいいところはやっぱり軽量コンパクトであること。ペットボトルより一回り大きい付属のバッグに収まります。そして重さは340g。
収納時は空気を抜いて、下のようにロール状に巻いてバッグに入れます。
写真の黒い箇所が空気口。口で空気を入れても約1分〜1分半程度で十分膨らむので、あまり手間に感じません。
三つ折りになっていて、広げるとこうなります。
空気を入れると、綺麗に膨らみます。
大体7〜8cm近くの高さがあるんじゃないでしょうか。これだけ高いと地面の凹凸をうまく吸収してくれます。
収納するときは、空気口を緩めて足元の方から畳んでいけば大丈夫です。