イングランドでもっとも美しい村
この夜泊まるのはバイブリー。テムズ川の支流、コルン川沿いにある小さな村で、ここを”イングランドで最も美しい村”と言ったのはウィリアム・モリスという詩人。
その村を、暗くなる前に散策をしようと思っていたので、急いでペダルを漕いで、バーフォードからAkeman Streetを西に走り、途中のコルン・セント・アルドウィンズという村で休憩を取りました。ここまで来ればバイブリーはもうすぐそこ。
走っていると甘いものを食べたくなるのは、日本でもイギリスでも一緒。夕方で寒かったのですが、急に甘いものが欲しくなったので、アイスクリームを食べました。ここから北西に少し走ったところがバイブリー。最後の一漕ぎでしたけど、途中の道は車に轢かれた様子の鳥の死骸でいっぱい。たぶんキジ?
ガーミンにプロットしていた道をチェックしながら走り、川沿いに出たところで、川の反対側にガイドブックなんかでたまに目にしてきた写真の風景が目の前に広がっていました。 (ちょっと暗いですが、写真は何の加工もしないまま載せるようにしています。)
ホテルに行ってチェックインしていると暗くなりそうだったので、まずは村の中を走り回って見ることにしました。
素朴という言葉がぴったりの、中世の街並みが連なるアーリントン・ロウ。ここも当然National Trustの管理対象です。
この日泊まる予定のスワンホテル。跳ねた泥などで汚い格好をしていましたけど、チェックイン時は温かく迎えてもらえました。写真の左手方向に、マスの養殖場があって、ここの名物にもなっています。
自転車をどこに停めたらいいか聞いたのですが、建物の中には自転車は持ち込めないとのことだったので、駐車場に駐輪し、荷物を全て外して部屋に持ち込みました。ゆっくりする前に、とにかく雨と風と寒さで冷えた体を温めようと、真っ先に熱いシャワーを浴びました。この日の最低気温は6、7度。いくら自転車で走るとはいえ、少し薄着だったようです。日本の真冬の気温だもの。
シャワーを浴びてまったりしていたらすぐ夕暮れになったので、事前にYelpでチェックしていた近くのパブへ。ホテルから歩いて数分です。
とりあえずビールを一杯。前日のストラトフォード=アポン=エイヴォンではソーセージ料理だったので、今日は少し趣向を変えて、スープとリゾットをオーダーしました。
そしてリゾット。疲れていたのでもっと濃いものをオーダーすればよかったかも。こんな日もあるさ。
お店を出て、ホテルに戻る頃にはほろ酔い。まだ夜にしては早い時間帯でしたけど、ベッドの中に入ったらすぐ寝てしまったみたいです。
翌朝もアーロントンロウを散策
そして翌朝。早くに目が覚めたので、今度は歩いて散策です。このコルン川の少し下流、アーリントン・ロウの裏手の辺りには、ローマ人の居留地跡があります。
これらの建物は17世紀に建てられたそう。
一通り散策して少し体が温まったので、ホテルに戻って朝食。
2種のメニューから選ぶスタイルでしたが、せっかくなので名物のマス料理を食べることにしました。