EuroVelo 4 — Central Europe Route
ブルターニュからキーウへ、中央ヨーロッパを貫く道
フランス・ブルターニュのロスコフから、ベルギー・オランダ・ドイツ・チェコ・ポーランドを横断し、ウクライナの首都キーウまで
古都・産業遺産・国境を結ぶ約 5,100 km の中央ヨーロッパ横断ルート
EuroVelo4 とは
EuroVelo 4(中央ヨーロッパ・ルート/Central Europe Route)は、フランス・ブルターニュ半島の港町ロスコフから、ベルギー・オランダ・ドイツ・チェコ・ポーランドを横断し、ウクライナの首都キーウまでを結ぶ約 5,100 km の長距離ルートです。EuroVelo 6 が「川」を、EuroVelo 3 が「巡礼路」を軸にするなら、EV4 は「中央ヨーロッパの歴史と産業」を軸にした路線。海岸・古戦場・産業遺産・古都・修道院がモザイクのように繋がります。
前半フランス区間は La Vélomaritime(イギリス海峡岸の絶景ルート)と La Scandibérique を辿り、ノルマンディーの上陸海岸、第一次大戦の古戦場ヴェルダンを横切ります。中盤ドイツ・チェコでは中世自由都市と産業革命都市(ルール・ザクセン)を辿り、後半はクラクフ(世界遺産旧市街)、リヴィウを経て、最後は黄金のドーム・聖ソフィア大聖堂を擁するキーウへ。標高差は穏やかですが、ベルギー・アルデンヌやチェコ・ボヘミア山地などで丘陵区間も。
※ ウクライナ区間(リヴィウ〜キーウ)は 2026 年現在、戦争の影響で実走が困難です。本サイトでは公式ルートとして同じ始末点で記載していますが、実際の旅程はポーランドまでに留めるのが現実的です。
国ごとの区間
フランス・ブルターニュからウクライナ・キーウまで、7 カ国・7 区間に分けて紹介します。
1 · FRANCE
フランス(ロスコフ 〜 ルーベ)
La Vélomaritime / La Scandibérique
ブルターニュ半島の港町ロスコフを出発、イギリス海峡岸(La Vélomaritime)を東進してモン・サン・ミシェル、ノルマンディー上陸海岸、ル・アーヴルを経由、内陸に転じてランスを抜けてベルギー国境のルーベへ。約 1,200 km、EV4 最長の整備済み区間。
2 · BELGIUM
ベルギー(トゥルネー 〜 リエージュ)
RAVeL / Vennbahn
フランス国境のトゥルネーを起点に、ワロン地方の古都モンス、首都ブリュッセル近郊、ナミュール、リエージュを経てドイツ国境へ。廃線跡サイクリングロード「RAVeL」とヴェンバーン廃線跡を辿る約 350 km。
3 · NETHERLANDS
オランダ(南リンブルフ/マーストリヒト)
LF Maas-Route(短いがオランダ唯一の起伏区間)
ベルギーとドイツの間に挟まれたオランダ南端「リンブルフ」を縦断する短い区間。マーストリヒト旧市街、聖ピーター洞窟を経てアーヘン方面へ。オランダ唯一の丘陵地帯を走る約 60 km。
4 · GERMANY
ドイツ(アーヘン 〜 シルディング)
D-Route 4 / Mittelland-Route
アーヘン(カール大帝の都・世界遺産)を起点に、ボン、ケルン大聖堂、フランクフルト、ニュルンベルク、レーゲンスブルクを経て、チェコ国境のシルディング近郊へ。ドイツを東西に貫く約 1,150 km、産業革命都市と中世自由都市の連なり。
5 · CZECH REPUBLIC
チェコ(ヘプ 〜 オストラヴァ)
Greenways Praha–Wien / EuroVelo 4 CZ
ドイツ国境のスパ町ヘプから、首都プラハ(世界遺産旧市街)、ボヘミア・モラビアの古都クトナー・ホラ、オロモウツを経て、ポーランド国境近くのオストラヴァへ。中世旧市街と森を辿る約 720 km。
6 · POLAND
ポーランド(カトヴィツェ 〜 プシェミシル)
VeloMałopolska / Wschodni Szlak Karpacki
シレジア工業地帯カトヴィツェを起点に、世界遺産アウシュヴィッツ、世界遺産旧市街クラクフ、ジェシュフ近郊を経て、ウクライナ国境のプシェミシルへ。世界遺産が密集する小ポーランド地方を縦断する約 480 km。
7 · UKRAINE
ウクライナ(リヴィウ 〜 キーウ)
Українська велосипедна траса
EV4 のゴール区間。ポーランド国境を渡る古都リヴィウ(世界遺産旧市街)から、ジトーミルを経て、黄金のドーム・聖ソフィア大聖堂(世界遺産)を擁する首都キーウへ。約 700 km。現状は戦争の影響で実走困難な区間。
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