EuroVelo 2 — Capitals Route
首都から首都へ、ヨーロッパを東西に貫く道
アイルランド・ゴールウェイから、ダブリン・ロンドン・ベルリン・ワルシャワ・ミンスクを経て、ロシア・モスクワまで
ヨーロッパの 6 首都を結ぶ約 5,500 km の横断ルート
EuroVelo2 とは
EuroVelo 2(首都ルート/Capitals Route)は、アイルランド大西洋岸のゴールウェイから、英国・オランダ・ドイツ・ポーランド・ベラルーシを横断し、ロシアのモスクワまでを結ぶ約 5,500 km のロングルートです。EuroVelo ネットワークの中でも珍しい「都市を訪ねる」コンセプトのルートで、ダブリン、ロンドン、ベルリン、ワルシャワ、ミンスク、モスクワという 6 つの首都 を一本の線で繋ぎます。
大半が標高 200 m 以下の北ヨーロッパ平原を走るため、起伏が少なく、長距離初挑戦の旅人にも走りやすい区間が多いのが特徴。一方で、北海・バルト海から吹き付ける向かい風、ポーランド以東で増える未舗装区間、そしてベラルーシ・ロシアの入国ビザと現在の地政学的事情など、東進するにつれて難度は上がります。EV1 や EV6 と組み合わせて、ダブリンやベルリンを起点にした周遊行程にも組みやすい路線です。
※ ベラルーシ・ロシア区間は 2026 年現在、ビザと安全上の制約から実走が困難です。本サイトでは公式ルートとして同じ始末点で記載していますが、実際の旅程はポーランド・テレスポルやリトアニアへの迂回が現実的です。
国ごとの区間
アイルランド・ゴールウェイからロシア・モスクワまで、7 カ国・7 区間に分けて紹介します。
1 · IRELAND
アイルランド(ゴールウェイ 〜 ダブリン)
Galway to Dublin Greenway
大西洋岸の文化都市ゴールウェイから出発し、廃線跡を整備した「グレートウェスタン・グリーンウェイ」を通って、運河沿いに首都ダブリンへ。専用道率が高く、アイルランド島の入門区間として人気。約 330 km。
2 · UNITED KINGDOM
イギリス(ホーリーヘッド 〜 ハリッジ)
National Cycle Network 5 & 51
ダブリンからフェリーで渡るウェールズ・ホーリーヘッドを起点に、チェスター、バーミンガム、オックスフォードを経て首都ロンドンへ。さらに東進してハリッジ港まで。NCN(National Cycle Network)を辿る整備された約 470 km。
3 · NETHERLANDS
オランダ(フック・ファン・ホラント 〜 バート・ベンタイム)
LF Maas-Route / LF Rivieren
ハリッジからフェリーで渡るオランダ・フック・ファン・ホラントを起点に、デン・ハーグ、アムステルダム、ユトレヒトを経てドイツ国境バート・ベンタイムへ。世界一の自転車インフラを誇る LF ネットワークを縦断する約 330 km。
4 · GERMANY
ドイツ(バート・ベンタイム 〜 フランクフルト・アン・デア・オーダー)
Europaradweg R1
ドイツ北西部のオランダ国境バート・ベンタイムから、オスナブリュック、ハノーファー、マグデブルクを経て、ベルリンとブランデンブルク門。最後はオーデル川のポーランド国境へ。北ドイツ平原を貫く約 1,100 km。
5 · POLAND
ポーランド(スウビツェ 〜 テレスポル)
EuroVelo 2 PL / Wschodni Szlak Rowerowy Green Velo
オーダー川を渡るスウビツェからポズナン、首都ワルシャワを経て、ベラルーシ国境のテレスポルへ。EU 域内最後の区間で、整備状況は西から東へ徐々に簡素になる。約 660 km。
6 · BELARUS
ベラルーシ(ブレスト 〜 オルシャ)
Праз Беларусь — М1 коридор
ポーランド国境のブレスト要塞から、世界遺産ベロヴェジャの森近郊を抜けて首都ミンスク、ロシア国境のオルシャへ。約 620 km。現状はビザと安全上の制約で実走困難な区間。
7 · RUSSIA
ロシア(スモレンスク 〜 モスクワ)
По Старой Смоленской дороге
EV2 のゴール区間。ベラルーシ国境から古都スモレンスクを経て、ロシアの首都モスクワ・赤の広場まで「旧スモレンスク街道」を辿る約 470 km。現状はビザと安全上の制約で実走困難な区間。
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