EuroVelo 1 · Spain · Section 1
ガリシアの歴史に触れるEuroVelo 1の最初の区間
Distance
約 420 km
Climb
約 5,300 m
Surface
舗装路 + 一部グラベル
ルート概要
「世界の果て」からポルトガル国境の古都へ。大西洋の岬を回り、リアスの入江と松林を縫って、ミーニョ川の畔まで南下するガリシア縦断ライドです。スタート地点・フィステーラ岬の灯台を出発し、「コスタ・ダ・モルテ(死の海岸)」と呼ばれるガリシア西岸の岬群を縫って南下。ムシーア、カマリーニャス、コルクビオン、ノイア、パドロンを経て、リアス・バイシャスの中心都市ポンテベドラへ。さらにヴィーゴ湾を越えてヴィーゴ、コロンブスの「ピンタ号」帰還港バイオナ、ミーニョ川河口の漁村ア・グアルダを経由し、ポルトガル国境の古都トゥイへ至るガリシア縦断約 250 km。海岸線は岬と入江を繰り返し、内陸に切れ込むたびに緩い登り下りが連続する典型的なリアス地形。総獲得標高は 3,000 m に達します。
路面は AC-552・PO-552 など海岸沿いの幹線県道が中心で、舗装は概ね良好。ノイア以南からはサンティアゴ巡礼路「カミーノ・ポルトゥゲース(ポルトガルの道)」と並走する区間が増え、巡礼者と分けるためのグラベル迂回や、石畳の旧道が混在します。1 日で踏破するのはほぼ不可能で、ノイア・ポンテベドラ・バイオナのいずれかで合計 2〜4 泊するのが現実的。せっかく自転車旅をするなら、1 日あたり 50〜80 km の余裕あるペース配分を推奨します。
ルートマップ
通過地点
スタートから順に、町や村、スポットを距離付きで紹介します。
0 km · スタート
フィステーラ岬(Faro de Fisterra)
サンティアゴ巡礼の終着地であり「世界の果て」と称される岬。大西洋に突き出した灯台と「0 km」標識。サンティアゴ巡礼路の延長として中世から旅人が向かった「地の果て」。EuroVelo1 全 10,650 km の出発点です。

16 km
セー(Cee)
フィステッラ岬を越えて最初に出会う湾沿いの中心街であり、本格的な海岸線ルートを前に補給できる町。ここまではEuroVelo3と同じルートです。

約 56 km
ムロス(Muros)
伝統的なガリシアの面影を色濃く残す石造りの古い港町で、中世の花崗岩アーケードをくぐりながら地元の漁師が集まるバルで一息つくのに最高の情緒があります。

約 85 km
ノイア(Noia)
ムロス・ノイア湾の奥に開けた中世の港町。かつてサンティアゴの外港として栄えた歴史ある湾奥の町で、美しいタペストリーのような旧市街と、川が海へと注ぐ穏やかな汽水域の風景がサイクリストの心を和ませます。サンタ・マリア・ア・ノヴァ教会と回廊に並ぶ無銘の石棺墓地が見もの。

約 100 km
ポルト・ド・ソン(Porto do Son)
バルバンサ半島の西岸に位置する開放的な港町で、近くにある紀元前のケルト人集落の遺跡(カストロ)が、大西洋の荒々しい潮風とともに悠久の歴史を感じさせてくれます。

約 132 km
リベイラ(Ribeira)
ヨーロッパ最大級の沿岸漁業拠点を誇る活気ある港町であり、ダイナミックなコリベソ砂丘の絶景と大西洋の強い風を受けながら野生味あふれるライドが楽しめます。

約 148 km
ボイロ(Boiro)
穏やかなアロウサ湾に面したエリア最大のリゾート都市であり、美しいバラーニャ海岸を眺めながら快適に走れる、サイクリストにとって心強い一大補給拠点です。
約 183 km
カトイラ(Catoira)
ウリャ川の河口に位置し、中世にバイキングの襲撃を防いだ「西の塔」が佇む地で、堅牢な石塔と静かな湿地帯が織りなす歴史ロマンに満ちた景観が見ものです。
カトイラから約 15 km
パドロン(Padrón)
カトイラからウリャ川を上流に行った町。日本人にもおなじみのスペインバル定番おつまみ「パドロンのししとう揚げ(Pimientos de Padrón)」の発祥の地。
約 194 km
ビラガルシア・デ・アローサ(Vilagarcía de Arousa)
アロウサ湾の東岸に開けた活気あふれる近代的な港湾都市です。
約 206 km
カンバードス(Cambados)
最高級の白ワイン「アルバリーニョ」の首都(国指定のワインの街)として非常に有名で、貴族の館(パソ)が並ぶ美しい旧市街があります。
カンアードスから約 20 km
オ・グローベ(O Grove)
ルート上ではありませんが、サンシェンショの西に突き出た半島の先端にある「海の幸の楽園」と呼ばれる港町。
約 232 km
サンシェンショ(Sanxenxo)
白い砂浜とマリーナにモダンなカフェが並ぶ「ガリシアの観光首都」です。
約 243 km
コンバロ(Combarro)
サンシェンショからポンテベドラへ向かう途中にあるガリシアで最も美しいと称される漁村。
約 250 km
ポンテベドラ(Pontevedra)
歩行者専用に再生された中世旧市街で名高いリアス・バイシャスの中心都市。ペレグリーナ教会(巡礼者の聖母教会)の半円形のファサードが象徴。巡礼路が交差する活気ある石畳の旧市街は自転車でも非常に走りやすく、中間地点で休息にも最適。
約 282 km
カンガス(Cangas)
モラソ半島の先端にあるビーゴ湾に面した漁師町で、ここから対岸の大都市ビーゴへと自転車ごと乗り込む定期フェリーに接続できます。
約 303 km
ララチェ(Larache)
ビーゴ周辺の喧騒から少し離れた場所に位置する通過地点で、のどかなガリシアの景観が楽しめます。
約 331 km
ビーゴ(Vigo)
ガリシア州最大の人口を誇る起伏の激しい大坂道都市であり、巨大な造船所と古い漁師街が混ざり合う活気ある町です。
約 356 km
バイオナ(Baiona)
1493 年、コロンブス艦隊の「ピンタ号」が新大陸発見の知らせをヨーロッパで最初に届けた港。要塞モンテリアル城は今はパラドール(国営宿)に。最終日前の宿泊地に好適。
約 374 km
オイア(Oia)
大西洋の荒波が目の前に迫る断崖に12世紀の修道院が佇む村で、波しぶきを肌に感じながら一本道が続く場所です。
約 374 km
ア・グアルダ(A Guarda)
大西洋とミーニョ川が交わる河口に開けた美しい港町。
約 400 km
タバゴン(Tabagón)
国境のミノ川河口付近に位置するのどかな集落であり、長く付き合ってきた荒々しい大西洋に別れを告げ、川沿いの穏やかな緑の風土へと景色が移り変わります。
約 420 km · ゴール
トゥイ(Tui)
ローマ時代の「Tude」が起源の国境の古都。ミーニョ川の対岸にポルトガル・バレンサ要塞を望み、両都市を結ぶ 19 世紀の国際橋を渡れば EV1-2 ポルトガル区間に接続。山上のロマネスク様式トゥイ大聖堂が この区間の最終目印です。
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