普段アウトドアやキャンプでお湯を沸かしたり料理をしたりするときはバーナーやコンパクトなBBQ台を使うことが多いですが、第3の選択肢として十分使えるアルコールストーブ。今回はウルトラライトの定番、エバニューのチタンアルコールストーブの紹介です。
ちなみに、現時点(2019年)で使っているのは次の4つ。ただBBQコンロは多人数のときしか使わないので実質は3つか。
- BBQコンロ
- プリムスのバーナー
- アルコールストーブ
- 焚火台
アルコールストーブの使い方
燃料には、薬局やアウトドアショップで入手できる燃料用アルコールを使います。使い方は簡単。ただこの中に必要なだけの燃料を注いでライターなどで着火するだけ。
これはストーブの内側に燃料の量の目安として30mlと60mlの目盛りがついていいて、30mで約5分燃焼し続け、400mlのお湯を沸かすことができます。火をつける時ボンっと爆発的に燃えることはなく、ゆっくりと控えめに燃え始めるので、びびる必要はありません。
これが大好きな理由は軽量でコンパクトなのに、仕組みが簡単で壊れ難いこと。なにより静かで青い炎が立って、なんとも言えない雰囲気が味わえる点。ボーッと音が出るバーナーとは一味違います。静かな朝なんかはバーナーを使うのに意外と気を遣うことも。
ただ、アルコールストーブはバーナーに比べると、風などの影響をかなり受けるので、状況によってはストーブを囲み込む風防と一緒に使うのがいいかも。ぼくが使うのは、コーヒーやインスタントラーメン用にお湯を沸かす程度。ダメな時は諦めるとかなり割り切ったシチュエーションで使うことにしていますけど、それでもゴトクを入れてたった50gというのはとてつもなく魅力的です。
ゴトクは、持ち運び時は上の写真のようにバラして収納し、使用時は下のように十字に組み合わせ、ストーブの上に載せて使います。
こんな感じになります。スノーピークのチタンマグ220が、大きさ的にはちょうどいい感じ。
ヨーロッパでの燃料調達
さて、こんなに使いやすくて持ち運びもしやすいアルコールストーブ。これをヨーロッパのキャンプ場で使おうとするときにネックとなるのが燃料の調達。可燃性なので当然飛行機には預けることも機内に持ち込むこともできないので、必ず現地調達になります。
どこで入手するかというと、日本と同じで薬局。下のワードで店員さんに聞くといいと思います。要はエタノール、エチルアルコール、燃料用アルコールなど。
- Ethanol
- Ethyl alcohol
- Grain alcohol
- Denatured alcohol
- Denatures spirits
- Methanol
- Methyl alcohol
- Methylated spirits
もしサイクリング中に見つかればDIYの店舗にも置いてあるはずなので、聞いてみてはどうでしょう?
燃料を日本から持っていけないというのはバーナーも同じことですが、バーナー用のガスカートリッジはアウトドア用品やキャンプ場でしか見つけられないので、それに比べれば燃料の調達はしやすいです。